第321号 サワーの歴史 11
date:2010-07-01
【大型メッシュ版の洗浄方法】
路上を行き交うワンボックス車のボディにはストライプが描かれ、自動車の後部ガラス窓には、細い熱線が印刷、フロントガラスにはラジオのアンテナ線が印刷されています。
これらの印刷はすべて1.5×2.5m位の大きなメッシュスクリーンでの印刷です。
セミオートタイプのサワークリーンでは、版のサイズが950ミリ角までしかできません。
洗浄機にセットして洗うには余りにも大きすぎます。
<どうしようか…>と思い悩みました。
そこで考え出したのが、洗浄機の上に白板のような洗浄プレートを拡張するスプレッダーなるものをのせ、プレートのサイズを変えることにより、忽ちにして版の大きさに合わせた洗浄機にしようという発想です。
出来上がってしまえば何と言うものではありません。
この機械をあさひ中小企業振興財団と日刊工業新聞社の協賛で行われている『中小企業優秀新技術・新製品賞』に応募したところ、
1995年(平成7年)3月、入賞しました。
その時の副賞の100万円は当社にとってこの上ない貴重な研究資金に充当する事が出来ました。とても感謝しています。
この機械は、アイロンのような洗浄ヘッドを洗いたい部分に触れ、ハンドルについている手元のスイッチを引くと、自動的に洗浄液が版を湿らせ、超音波が出てゴーストもなく洗い上げてしまうというものです。
ヘッドは重量バランサーで吊ってありますので重さはまったく感じません。
小さな版でしたら2枚でも3枚でも載せて順番に洗う事が出来ます。
扱い難い大きな版もこうして容易にしかも確実に洗え、しかも価格が安いということで、お客様にはとても喜んで頂きました。
創業してから3年半、従業員全員が揃っても16人ですが、お客様も喜んで下さり、各種の賞も頂き、本社の玄関前はこれからの夢で一杯です。
文責 会長 澤入 精